2005-02-01から1ヶ月間の記事一覧
桃源郷の機械学 (学研M文庫)作者: 武田雅哉出版社/メーカー: 学習研究社発売日: 2002/03メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ (5件) を見る 世界はただ機械である。 人のこころによって生みだされた「機械」によって組み立てられた世界である。…
日記・花粉 (古典文庫 35)作者: ノヴァーリス,前田敬作出版社/メーカー: 現代思潮新社発売日: 1970/04/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る 日記はいつも、思い出に変わるひととき前の出来事を人にとどめる。 はじめから他人に読まれること…
山猫理髪店―別役実童話集作者: 別役実出版社/メーカー: 三一書房発売日: 1979/01メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (2件) を見る ことばのなかに思わず空間を感じてしまう。 他愛のないことばのひとつひとつが連なっていくと、お洒落なバ…
われ思うゆえに思考実験あり―最新科学理論がもたらす究極の知的冒険作者: 橋元淳一郎出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2000/02メディア: 単行本 クリック: 5回この商品を含むブログ (4件) を見る 科学はいつもぼくたちを彼方へ連れて行ってくれる、はずだっ…
美学入門 (朝日選書 (32))作者: 中井正一出版社/メーカー: 朝日新聞社発売日: 1975/01メディア: 単行本 クリック: 14回この商品を含むブログ (14件) を見る 一九〇〇年二月二十四日、緒方正清医師の執刀のもと日本最初の帝王切開により男児が誕生する。中井…
ページと力―手わざ、そしてデジタル・デザイン作者: 鈴木一誌出版社/メーカー: 青土社発売日: 2002/10メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 19回この商品を含むブログ (24件) を見る 文字にだって顔がある。 同じ「あ」の文字でも明朝体とゴシックでは姿が違…
図解クラシック音楽大事典作者: 吉松隆出版社/メーカー: 学習研究社発売日: 2004/04/28メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (8件) を見る 音楽はいつも唐突にやってくる。 散歩しているとき、本を読んでいるとき、電車で吊り革につかまって…
パタン・ランゲージ―環境設計の手引作者: クリストファー・アレグザンダー,平田翰那出版社/メーカー: 鹿島出版会発売日: 1984/12/05メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 114回この商品を含むブログ (57件) を見る 建築とは意味をもたらす空間である。 これ…
黒いカーニバル (ハヤカワ文庫 NV 120)作者: レイ・ブラッドベリ,伊藤典夫出版社/メーカー: 早川書房発売日: 1976/07メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 22回この商品を含むブログ (15件) を見る カーニバルにはいつも取り残されてしまう。 小学生のとき、夏…
(日本語版、アジソン ウェスレイ・トッパンより1992年初版、現在絶版)"Computers As Theatre" (Brenda Laurel) 人はいつも喩えずにはいられない。 コンピュータは人にとっては異物である。ただそこにあるだけでは、それが何物であるかがわからない。話し相…
透きとおった悪作者: ジャンボードリヤール,塚原史出版社/メーカー: 紀伊國屋書店発売日: 1991/02/01メディア: 単行本 クリック: 13回この商品を含むブログ (5件) を見る ボードリヤールは感じやすい。 まるで時代に刃を突き立てられるように、ボードリヤー…
ネオテニー―新しい人間進化論 (自然誌選書)作者: アシュレイモンターギュ,尾本恵市,越智典子出版社/メーカー: どうぶつ社発売日: 1990/07メディア: 単行本 クリック: 13回この商品を含むブログ (4件) を見る 近ごろ、思うように絵が描けない。 五年ほど前の…
銀の匙 (ワイド版岩波文庫)作者: 中勘助出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2001/01/16メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 17回この商品を含むブログ (7件) を見る 思い出はいつもふいにやってくる。 マドレーヌがきっかけになることもあれば、銀の匙がきっ…
感覚の分析 (叢書・ウニベルシタス)作者: エルンストマッハ,E. Mach,須藤吾之助,広松渉出版社/メーカー: 法政大学出版局発売日: 1971/10メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 16回この商品を含むブログ (10件) を見る はじまりはマッハだった。 アインシュタ…
さかさまの幽霊―“視”の江戸文化論 (ちくま学芸文庫)作者: 服部幸雄出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2005/01メディア: 文庫 クリック: 6回この商品を含むブログ (8件) を見る 幽霊は異界への入り口である。 そこで幽霊は異界のしるしをもっている。たとえば…
百鬼夜行抄 (1) (ソノラマコミック文庫)作者: 今市子出版社/メーカー: 朝日ソノラマ発売日: 2000/12メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 26回この商品を含むブログ (107件) を見る 日本の隙間はとびきり美しい。物語というものは前面にさらけだされているもの…
消えた2ページ (フォア文庫)作者: 寺村輝夫,中村ヒロシ出版社/メーカー: 理論社発売日: 1996/07メディア: 新書 クリック: 1回この商品を含むブログ (3件) を見る 1970年は昭和の曲がり角だった。大阪で坂本九の歌とともに万国博覧会が開かれ、70年安保に揺れ…
共在感覚―アフリカの二つの社会における言語的相互行為から作者: 木村大治出版社/メーカー: 京都大学学術出版会発売日: 2003/11メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 15回この商品を含むブログ (8件) を見る 人と話をする。このあたりまえのことがどうして出…
感性の起源―ヒトはなぜ苦いものが好きになったか (中公新書)作者: 都甲潔出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2004/11/01メディア: 新書購入: 2人 クリック: 12回この商品を含むブログ (12件) を見る 感性にだって起源がある。 感性というとあたかもはじめ…